カバン(バッグ)の素材10種類の特徴!活用シーン別のおすすめの素材を紹介

カバン(バッグ)を選ぶ際には、デザインや使い勝手だけでなく、素材にもこだわりたいものですよね。

本革や合皮のほか、ポリエステルやナイロンなど、カバンの素材は多岐に渡ります。素材によって特性が異なるため、それぞれのメリット・デメリットを理解したうえでカバン選びをすることがポイントです。

この記事では、カバン(バッグ)の素材10種類の特徴と、活躍シーン別のおすすめ素材をご紹介します。

カバン(バッグ)は素材で印象や使用感が変わる

カバン(バッグ)には、本革や布・ポリエステルなどさまざまな素材が使われており、それぞれ印象が異なります。例えば、一般的に本革は高級感があり上品なイメージがあり、布やポリエステルはカジュアルな印象です。

また、素材によって使用感も異なり、ポリエステルやナイロン・キャンバスのバッグは軽く汚れにも強いため、スポーツやアウトドアなどでアクティブに使用できます。一方で、上質な本革はしっとりとした触り心地や、使用と共に革の表情が変わる「経年変化(エイジング)」を楽しめます。

カバン(バッグ)の素材10種類の特徴

カバン(バッグ)に使われる、主な素材・特徴を比較していきましょう。ここでは、一般的なカバン(バッグ)の素材10種類の特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

  • 本革(レザー)
  • 合成皮革(PUレザー・PVCレザー)
  • エナメル
  • スエード
  • キャンバス(帆布)
  • コットン(綿)
  • リネン(麻)
  • コットンリネン(綿と麻の混紡)
  • ナイロン
  • ポリエステル

本革(レザー)の特徴

本革(レザー)とは、牛・馬・山羊(ヤギ)・羊・豚などの動物の皮や、ヘビやワニなどの爬虫類の皮を使用した天然素材です。

本革のメリットとして、経年変化による味わい深さや耐久性の高さ、手触りの良さが挙げられます。革の鞣し加工に使用されるタンニンによって、使い込むほどに艶や風合いが増す「経年変化」が生まれます。

また、寿命は合皮やナイロンなどに比べて長く、お手入れをすることで長期間愛用できます。表面はしっとりと手触りが良く、使うほどに手になじむ感触を楽しめます。

一方、デメリットは汗や水に弱く、乾燥するとひび割れる可能性がある点です。そのため、丁寧な取り扱いと、定期的なお手入れが必要です。

合成皮革(PUレザー・PVCレザー)の特徴

「PU(ポリウレタン)」は、本革に似せた人工素材であり、ポリウレタン樹脂を使った合成皮革(合皮)の一つです。

PUレザーは柔軟性や伸縮性、撥水性に優れ、価格も安めですが、その反面、本革に比べて寿命が短い点はデメリットといえます。

「PVC(ポリ塩化ビニル)」も人工素材の合成皮革の一種であり、ポリ塩化ビニル樹脂を使用しています。

PVCレザーのメリットはPUよりも硬くツルツルした肌触りと、汚れが簡単に拭き取れる点です。一方で、通気性や弾力性・柔軟性はPUよりも低く、寿命も本革に比べて短いです。

エナメルの特徴

エナメル素材は、革の表面にエナメル塗料を塗布して加工したもので、艶やかな光沢感と防水性の高さが特徴的です。

もともとは、高級感のある見た目からパーティなどフォーマルな場面で使用されていましたが、近年ではスポーツバッグなどにも採用されています。

エナメル素材は、他の製品からの色移りがしやすいことや、長時間放置すると、空気中の水分と反応して起こる「加水分解」により、べたつきが生じることがあります。汚れに関しても、他の革と同様に時間が経つと落ちにくくなるため、定期的な手入れが必要です。

スエードの特徴

スエードは、子羊や子牛などの柔らかい皮の内側を起毛させた素材です。バッグのほか、洋服、手袋、靴などに広く使用されています。

特徴は、独特の暖かみがあることや、綺麗な色合いと滑らかな肌触りです。しかし、汚れが吸着しやすいため、定期的なブラッシングなどのケアが欠かせません。

キャンバス(帆布)の特徴

キャンバスとは、帆船の帆に使用されている天然素材の生地です。主に、亜麻糸や綿糸などを平織りにした厚手の粗布をキャンバスといいます。

耐水性に優れ、濡れても水を通しにくい点が特徴です。一方で、汚れがつくと落ちにくく、ブラシでお手入れする必要があります。

コットン(綿)の特徴

コットンは、「綿」という植物の「種子毛」から作られる天然素材です。吸水性が高いため、ハンカチや肌着などに使用されるほか、カバンの裏地などにも用いられます。

通気性にも優れており、蒸れにくい特性がありますまた、水に強く手入れがしやすいのも特徴の一つです。ただし、吸水性が高い分、カビが発生しやすいため、水に濡れた後は風通しの良い場所で干すようにしましょう。

リネン(亜麻)の特徴

リネンは、亜麻(フラックス)の繊維を原料とした織物です。麻には約20種類の種類があり、リネンはその中の一つです。

柔らかくしなやかな風合いが特徴の素材で、通気性・吸湿性・速乾性に優れており、春夏のカバンの素材としてよく使用されます。しっかりした繊維でできており、耐久性もあります。一方で、縮みやすい性質があるため、水濡れには注意が必要です。

コットンリネン(綿と亜麻の混紡)の特徴

コットンリネンは、コットン(綿)とリネン(亜麻)の2種類の天然素材を混合して織り上げた素材です。

コットンとリネンの特性を組み合わせているため、耐久性・保温性・吸水性に優れていますただし、植物由来の素材であるため、シワができやすい性質があります。

ナイロンの特徴

ナイロンは、主に石油を原料とする「ポリアミド」と呼ばれる合成樹脂から作られた素材です。耐薬品性にも優れ、合成繊維でありながら染色しやすい特性も持っています。

ナイロンはシワになりにくく、カビや虫害の影響を受けにくいというメリットがあります。

比較的燃えにくい素材ですが、熱には弱く、吸湿性が低い点はデメリットといえるでしょう。

ポリエステルの特徴

ポリエステルは、ペットボトル(PET)と同じポリエチレンテレフタレートという化学物質を原材料とする素材です。

ポリエステルは汚れや水に強く、耐久性にも優れています。生地の厚みによって、さまざまなバッグの形に変えられるのもポリエステル素材の特徴です。一方で、吸湿性が低いことや、静電気が発生しやすいことはデメリットです。

【活用シーン別】カバン(バッグ)のおすすめの素材

続いて、活用シーン別のカバン(バッグ)のおすすめの素材を見ていきましょう。それぞれの素材を使用した、VIA DOANの商品もご紹介していますので、カバンをイメージする際の参考にしてみてくださいね。

  • ちょっとしたおでかけにおすすめの素材
  • 旅行におすすめの素材
  • スポーツ・アウトドアにおすすめの素材
  • ファミリー・子育てにおすすめの素材
  • きちんとした印象になる素材

ちょっとしたおでかけにおすすめの素材

ちょっとしたおでかけにおすすめの素材は、上品な外観と耐久性があり、どんな場面でも活躍する「本革の牛革」です。カジュアルな外出やショッピング、ランチやデートなど、さまざまなシーンで使用できます。

Panama(パナマ)のスマホショルダーポシェットは、牛革をクロコダイル(ワニ革)の風合いに仕上げた、カジュアルで軽やかな雰囲気のアイテムです。

小さめのサイズであれば高級な本革でも手軽に取り入れやすく、カジュアルからフォーマルなシーンまで幅広く活用できます。

【素材】

  • ボディ:牛革(ワニ型押)
  • 付属:牛革
  • 裏地:レーヨン

>商品ページ:Panama(パナマ)- クロコ調目地染めスマホショルダーポシェット

旅行におすすめの素材

旅行におすすめのカバンの素材は、軽量で丈夫なポリウレタンです。軽さがあり、荷物をたくさん詰めても楽に持ち運びできます。

また、防水性に優れているため、突然の雨にも安心です。旅行先や観光での使用はもちろん、飛行機や新幹線などの移動時にも活躍してくれるでしょう。

Rete(レーテ)の2WAYショルダーバッグは、斬新な表情を見せるウェーブ状のデザインのバッグシリーズです。強度のあるデューロン(ポリウレタン)素材を採用しており、環境に配慮し、有害な溶剤を95%除去して作られています。

表面はゴムのようなマットな質感で、さらさらとした手触りが心地よく、耐水性・耐汚れ性・耐傷性にも優れているため、長くご愛用いただけます。

【素材】

  • ボディ:ポリウレタン
  • 持ち手・引き手:牛革
  • 裏地:コットン

>商品ページ:Rtete(レーテ)- ウェイビーな2WAYショルダーバッグ

スポーツ・アウトドアにおすすめの素材

スポーツやアウトドアにおすすめの素材は、軽量でありながら耐久性があるポリウレタン製のカバンです。キャンプやハイキング、ジョギングなどのアウトドアアクティビティに最適です。

防水性も高く、濡れてもすぐに乾くため、突然の雨にも安心して荷物を持ち運ぶことができます。

シンプルで大人っぽいデザインが特徴の「Pincer(パンセ)」は、高純度のポリウレタン素材であるデューロン素材を使用したリュックです。この素材は傷がつきにくく、耐水性にも優れています。また、加水分解しにくいため、メンテナンス性も良好で長期間お使いいただけます。

【素材】

  • ボディ:ポリウレタン
  • 裏地:コットン

>商品ページ:Pincer(パンセ)- シンプル大人リュック

ファミリー・子育てにおすすめの素材

ファミリー・子育てにぴったりのカバン素材は、耐久性があり、汚れや水にも強いポリウレタン素材です。軽量で持ち運びも楽々で、子どもとのお出かけにも安心して使用できます。

Parrot(パロット)の横型手さげバッグは、軽量でふんわりとしたポリウレタン素材に、ドットキルティングと微撥水ラバー加工を施したアイテムです。

雨や汚れ・傷にも強いため、雨の日やお子さまを連れての外出に最適です。持ち手には牛革を使用しており、特別感のあるママバッグやパパバッグとして、買い物や公園遊び、レジャーなど、お子さまと一緒のシーンで活躍してくれるでしょう。

【素材】

  • ボディ:ポリウレタン
  • 裏地:レーヨン

>商品ページ:Parrot(パロット)- ふっくら軽やかな横型手さげバッグ

きちんとした印象になる素材

きちんとした印象を与えたい時には、高級感があり品格を演出できる、牛革などの本革の素材がおすすめです。ビジネスシーンではもちろん、フォーマルな場面や大人のデートにも最適です。

Zilda(ジルダ)のトートバッグは、上品でしなやかな日本製のソフトキップレザー(仔牛革)を使用したカバンです。肉厚でありながら軽量で柔らかく、使い込むほど手になじみます。強度もあるため、長く愛用できます。

【素材】

  • ZILDA(ジルダ)ソフトキップレザーのA4サイズトートバッグ
  • ボディ:牛革
  • 裏地:コットン

>商品ページ:Zilda(ジルダ)- ソフトキップレザーのA4サイズトートバッグ 

カバン(バッグ)の素材の価格帯

カバンの価格は素材によって異なります。ナイロンやポリエステルのバッグは一般的にリーズナブルな価格設定が多く、価格相場は1万~4万円ほどです。

ハイブランドの本革バッグは数十万~百万円を超えるものもありますが、VIADOANでは高品質な本革を使用したバッグを2万円台からご用意しています。他の素材のカバンも、手頃な価格でお求めいただける商品を取りそろえております。

まとめ

カバン(バッグ)には、本革や布、ポリエステルなどさまざまな素材が使われており、それぞれの素材によって印象や使用感、適したシーン、価格帯が異なります。お気に入りのバッグがあれば、お出かけも楽しくなるでしょう。

VIA DOANの公式オンラインショップでは、幅広いシーンで活躍する素材のバッグを取りそろえております。あなたにぴったりの素材のバッグもきっと見つかるはずです。ぜひ一度、ご覧ください。