豚革財布の特徴・魅力とは?お手入れ方法と長持ちの秘訣を紹介!

豚革財布の特徴・魅力とは?お手入れ方法と長持ちの秘訣を紹介!

豚革(ピッグスキン)の柔らかい手触りは、一度触れたら忘れられない特別な質感です。

薄さ・軽さ・耐久性・通気性まで兼ね備えた豚革は、財布の素材としても非常に優秀なものの一つといえます。

今回は、豚革財布の特徴・魅力や、長持ちさせるためのお手入れ方法について解説します。

VIA DOANでも長年人気の豚革財布「ROCO」もご紹介していますので、豚革の財布が気になっていて購入を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

豚革(ピッグスキン)とは

豚革(ピッグスキン)とは、豚の皮になめし加工を加えた天然皮革です。

財布・バッグ・ライダースジャケット・靴などのアパレル・ファッション素材として用いられています。

日本の高品質な豚革は海外でも評価・需要が高く、レザーアイテムから発足したHERMESやGUCCIなどのラグジュアリーブランドの革製品にも豚革が使用されています。

豚革の種類となめし加工

豚革には、大きく分けて「アメ豚」と「ピッグスエード」の2種類あり、それぞれ加工方法が異なります。

革の違いを理解しておくと、革製品を選ぶ際の楽しみ方が増えるためおすすめです。それぞれの豚革の特徴を見てみましょう。

アメ豚:植物タンニンなめし

アメ豚は、なめしと染色加工によって、美しいアメ色(明るめの褐色)の肌に仕上げた豚革です。透明感のあるツヤが特徴で、主に革財布の表面の素材などに使用されます。

一般的に、アメ豚のなめし加工には、豚革の銀面(毛や表皮を除去した真皮の表面)に植物タンニン剤を浸透させる「植物タンニンなめし」という手法が用いられます。

高品質なアメ豚は、牛革の高級皮革「カーフスキン」よりも良質な革として取引されることもあるほど、希少価値の高い素材です。

ピッグスエード:クロムなめし

ピッグスエードは、豚革を「クロムなめし」で加工し、サンドペーパーなどでこすって起毛させた革素材です。クロムなめしとは、天然の鉱物から抽出した三価クロムや化学薬品を使用したなめしの手法です。

ピッグスエードは、豚革ならではの毛穴模様が目立ちにくく高級感があることと、長期間品質を保てるという特徴があります

豚革財布の特徴

豚革の種類に触れたところで、豚革財布の魅力である特徴を5つご紹介します。

通気性が良い

豚革財布の最大の特徴といえるのが、通気性の良さです。

「革素材なのに通気性が良いってどういうこと?」と思う方も多いかもしれませんが、実は豚革は革のなかでも珍しく、革の裏側まで毛穴が貫通しています。

豚革の表面には、三角形(∴のような形)に並んだポツポツと小さな丸い毛穴があり、これが通気性を高めているのです。

革製品はカビが生えやすいというイメージがありますが、豚革財布は夏場の汗をかきやすい季節でも蒸れにくく快適に使用でき、長時間の使用にも適しています

薄くて軽い

豚革は、厚みがなく軽量です。一般的な豚革と牛革の厚さと重さを比べると、豚革の方が牛革より5倍ほど薄くて軽いことがわかっています。

長財布などの大きな財布の場合、カバンが重くなるというお悩みもあると思いますが、豚革財布であれば、持ち運びの疲労感も軽減できます

柔らかい肌触り

豚革にはコラーゲンが豊富に含まれているため、革の表面がさらっとなめらかで、柔らかく上品な質感があります。とくに、腹部から採取した革は繊維がゆるいため、肌触りが柔らかです。

手に持ったときに心地よくなじむ、肌触りの良い豚革は、財布をはじめ、革靴のライニングなどにも使用されます。

摩擦に強くて丈夫

豚革の表面は、なめし加工によって摩擦に強く傷が付きにくいように仕上げられています。

また、豚革本来の構造として、乳頭層(真皮の表層にありキメが細かい部分)のみで構成されているという珍しい特徴があり、これにより強度も高いです。

豚革は摩擦に強く、耐久性に優れているため、バッグやポケットからの出し入れが多い財布に最適な素材といえます。

味わい深い経年変化(エイジング)

豚革は経年変化(エイジング)によって、使い込むほどに味わいが増していく素材です。

アメ豚の豚革財布は、使い込むことでより深みのあるアメ色に変化し、グラデーションの美しい表情を見せてくれます。ピッグスエードは、濃淡のある経年変化によって、ヴィンテージ感が楽しめます。

自分だけの財布の表情を育ててみたいという方にも、豚革財布はおすすめです。

豚革財布にデメリットはある?

豚革財布にデメリットはある?
※当社のお財布ではございません。

豚革財布のメリットとなる特徴を色々紹介しましたが、慎重に財布選びをしたい方が気になるのは、「デメリットもあるのでは?」という点ではないでしょうか。

毎日使用する財布選びで失敗しないためにも、豚革がもつ次の特性も覚えておきましょう。

直接の水濡れには弱い

豚革は通気性がよく、カビが生えにくい素材ですが、水に濡れるとシミ・水ぶくれ・乾燥後のヒビ割れが起こる場合があるため、直接の水濡れは避けた方が良いです。

万が一水に濡れてしまった場合は、放置せず、できるだけ早くに水分を拭きとって日陰で乾燥させるようにしましょう。

使用する部位・飼育環境などにより品質が異なることもある

豚革の品質は、使用する部位によって大きく異なります。腹部はやわらかく、でん部(お尻の部分)は比較的硬めです。

また、豚の性格や飼育環境などによって、銀面に傷がつくなど品質にバラつきが出ることもあります。

豚革であればすべて「高品質・高級」というわけではなく、適切な飼育環境と革素材に関する知識・ノウハウをもった製造元・販売元を選ぶ必要があります

豚革財布は風水的に縁起が良い!

財布選びでは、やはり金運など運気アップにつながるアイテムを選びたいところですよね。

豚革財布は、豚の貯金箱にも象徴されるように、風水的にも縁起が良いといわれています。

豚は安産で子だくさんであることから、「幸福」や「富と繁栄」というイメージを持たれています。中国では、昔から豚は「豊作と裕福」の象徴として、豚の夢をみると縁起がいいなど、財運アップのシンボルと考えられているそうです。

豚革財布の扱い方

豚革財布を長く美しい状態で保つためには、次の3つのポイントが重要です。

  1. 通気性の良いところで保管する
  2. 水濡れを避ける
  3. こまめに汚れを落とす

密閉された状態で保管すると、カビや湿気の原因となるため、通気性の良い場所で保管しましょう

また、雨天時などの水濡れを避けることも大切です。万が一、濡れてしまった場合や財布に汚れが付着した場合は、放置せずに柔らかい布で軽く拭き取りましょう。

豚革財布の手入れ方法

豚革財布は、製品に適した手入れをすることが大切です。ここでは、アメ豚とピッグスエードの財布の手入れの一例をご紹介します。

ただし、商品によって取扱の注意点が異なることもあるため、基本的には商品についている取扱説明書を確認しましょう。

アメ豚の豚革財布の場合

  1. 馬毛ブラシまたは柔らかい布でホコリをとる
  2. レザークリームを塗る
  3. 日陰で乾かす

アメ豚の豚革財布は、馬毛ブラシや柔らかい布で表面についたホコリや汚れを軽く取り除いた後、レザークリームを使って革の保湿をします。あまり多く塗ると革が傷んでしまうため、適量に抑えましょう。

日当たりの良い場所で乾かしたり、ドライヤーで乾かしたりすると、革が硬くなったり変色したりする可能性があるため、日陰で乾かしましょう。

ピッグスエードの豚革財布の場合

  1. クレープブラシで起毛を整える
  2. スエード専用スプレーをする
  3. 日陰で乾かす

ピッグスエードの豚革財布は、汚れがつきやすく毛足が逆立ちやすいため、専用のクレープブラシで優しく起毛を整えましょう。

スエード専用の防水スプレーを軽く吹きかけ、革に浸透させることで、水や汚れから革を守ってくれます。手入れ後は、直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥させましょう。

このような手入れを、1ヶ月に1回くらいの頻度で行うことで、経年変化を楽しみながら長く愛用できます

VIA DOANの豚革財布「ROCO」シリーズは大人が持ってかわいい

VIA DOANでは、良質な豚革(日本製)にシルバー箔加工をほどこした、豚革財布の「ROCO」シリーズを販売しています。

輝くシルバーに大きめのブラックドットが目を引くデザインで、アクセントカラーのイエローは「持っていると気分が明るくなる」と好評をいただいております。

シルバーのキラキラ感と、フレッシュなアクセントカラーで、大人が身に付けても気分が高まる逸品です。

当ブランドでも長年にわたり人気の「ROCO」シリーズは、小銭入れや長財布など全5種類を展開しています。

まとめ

豚革(ピッグスキン)の最大の特徴は通気性が良く、天然皮革の弱点であるカビが生えにくいことです。ほかにも、柔らかく軽い・摩擦に強い・経年変化が楽しめるといった魅力があります。

製品に適した手入れをすることで、豚革財布の寿命をより長持ちさせることも可能です。

豚は風水的にも縁起が良いとされているため、この機会に金運アップのアイテムとして豚革財布をGETしてみてはいかがでしょうか。

自分だけの特別な豚革財布をお探しなら、VIA DOANの「ROCO」シリーズがおすすめです。大人の上質さと気分が高揚するようなデザイン性を兼ね備えた同シリーズを、公式ECにてぜひチェックしてみてください。